コーチングの要素の一例

「傾聴」、「承認」、「質問」

「コーチングって何?」

 

その答えの一つが、

「コーチングはコミュニケーションの一種」

 

ということです。

 

コーチングで大切なのが、コーチマインドや存在です。
その上で、下記のような手段も使います。

「傾聴」、「承認」、「質問」

です。

傾聴とは・・・

相手の話を一心に聴くことです。

人間は、とかく人の話を聴くよりも、自分の意見を話したがるものです。

 

「ふーん、そうなんだ。でも、・・・」

「あなたはまだいいじゃない。私なんか・・・」

 

あなたも、このように会話を自分の話へと誘導する経験が数多くあるのではないでしょうか。

しかし、これだと相手の本当の気持ちや意見を理解するのはとても難しくなります。

 

まずは、クライアントの話に耳を傾けることから、真のコミュニケーションがスタートします。

承認とは・・・

「承認」とは、相手の存在を認めることです。

少し正確ではないですが、「褒める」ことにも似ています。

心理学者マズローは、人間には「認められたい」という強い欲求があると言っています。

「頑張ったね!」、「あなたにはいつも感謝しているよ!」

そういった言葉をかけてもらえた時、

「この人は、自分の事を理解してくれる信頼できる人だ」

と思ったことも多いのではないでしょうか。

 

互いが腹を割って話すには「承認」が重要です。

質問とは・・・

「質問」はクライアント(お客様)に気付きを与える手法です。

命令とは正反対のモノです。

 

子どもに、「テストの点数を上げるために1日2時間勉強しろ」

と命令するのは、子どもの自主性の種を摘み取るようなものです。

 

そうではなく、コーチングでは、

「テストでいい点とると、どんな気持ちになれる?」

「では、いい点をとるにはどんなことをしてみたいかな?」

「そのためには、1日にどのくらい勉強してみたい?」

と質問を重ねることで、子どもの持つ意欲・自主性を引き出します。

 

これらの3要素を使って、プロのコーチは、クライアントの目標設定・目標達成をサポートします。

なんか、これってカウンセリングに似てますね・・・

 

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